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【ブライト・ストーン】
1話 『始まりは雨』 一部抜粋
今日は、朝から冷たい雨が降っていた。
もう七月だと言うのに、季節が逆行してしまったかのような冷たい雨。
火葬場の煙突から上がる黒い煙は、そのけぶるような雨の中、鉛色の空に溶けるように消えて行く――。
空も、失われた命を悼んでいるかのようだった。
一人、親戚一同が詰めている待合室を離れ、玄関ポーチの外壁にもたれて、落ちてくる雨をぼんやりと眺めていた神津茜(かみつあかね)は、肌寒さにぶるっと震えて自分をギュっと抱きしめた。
半袖のブラウスから出た剥き出しの自分素肌は、ヒンヤリと冷たく感じる。
お母さん……。
心の中で母を呼びかけて、ふうっと大きな溜息をつく。
体の弱かった母・明日香が、亡くなったのだ。
優しくて、いつも自分の見方だった『お母さん』
その母が死んでしまったのに、茜には実感が湧かなかった。
『茜ちゃん、こういう時は、我慢しないで泣いていいのよ?』
親戚のおばさんにそう言われたが、無理に我慢している訳じゃなく、涙が出てこないのだ。
こんなものなの?
それとも、私の感覚がおかしいの?
「茜!」
玄関の方から自分を呼ぶ声が聞こえて、茜ははっとして顔を向けた。
「もうそろそろ時間だ。こっちに来てなさい」
玄関から手招きをする父親の衛(まもる)の声には、沈痛な響きがこもっている。
火葬炉の扉が開くのだ。
「あ、うん。今行くよ、お父さん」
茜は軽く右手を挙げて一歩足を踏み出し、金属製の側溝に足を掛けた。
少し注意力が足りなかったかもしれない。
雨にじっとり濡れた金属製の側溝は、ズルリと茜の靴底を滑らせた。
「うきゃっ!?」
瞬間、ぐるりと茜の世界が回転した。
ポニーテールの明るい色の髪が、ぶるん! と勢い良く揺れる。
やばっ!
茜は、自分が陥った状況を瞬時に理解して、血の気がスッと引いた。
最悪!
よりにもよってこんな日に、「ドジ」の本領を発揮なんて!
と要らぬ心配をしながら水たまりに尻餅を付く瞬間、落下運動がピタリと止まった。
「あ、あれ?」
お尻が冷たくないぞ?
ゆっくり視線をあげると、従兄の敬悟(けいご)のほっとした顔があった。
あと三十センチで着水、と言うところで敬悟がキャッチしてくれたのだ。
「サ、サンキュ。敬にぃ」
『あはは』と引きつり笑いをしながら、何とか体制を直して立ち上がる。
「サンキュ。じゃないだろ。注意力散漫! ドジも大概にしろ。良くそれで弓道大会全国三位になれたな……」
はぁっと溜息混じりの、明らかにあきれた様子の敬悟の答えに茜は、むうっと眉根を寄せた。
直情型の茜は、考えていることがそのまま表情に出る。裏表が無くさっぱりした性格なので女子には人気がある。
だが、少々女らしさに欠けるのが要因か、男子には女の子扱いされない。
結果、男友達はいても、彼氏いない歴17年と言う、不名誉な記録を更新中なのだった。
それが茜の悩み処でもある。
「弓道は瞬間勝負だから、ドジは関係ありません! お生憎様!」
助けてもらった恩も忘れて「んべっ」と舌をだすと茜は、今度は慎重に父の元に向かった。
★興味を持たれたお方はこちらから全文が読めます♪
(i らんどの管理人HP)
★ケータイ小説用に、一文を短く簡潔な表現で書いています。
苦手な方はご注意下さいませ。
蒼いラビリンス 藍Side をちまちまと更新中です。
ちなみに携帯版(魔法の図書館)の方が一日更新が早いです。(笑)
小説家になろうの方は、今夜投稿予定です。
「小説家になろう」の機能でまず書く→魔法の図書館分UP→小説家になろう分UP。と言うややこしい投稿の仕方をしています。
小説家になろうは、書きやすいんですよね。
ケータイ閲覧モードで確認しながら書けるし。
色々な投稿サイトにお邪魔していますが、書きやすさは一番のような気がします。
今は、小説家になろうの方も、携帯閲覧がし易い改行・行間を多めに取った書き方をしているけど、こうして携帯版のサイトも作ったことだし、普通の書き方でもいいのかなぁ……。
と、悩んでみたり。
外部リンクが貼れるなら、『携帯版はこちら』と誘導出来るんだけど。
さすがに、携帯版とPC版二種類投稿するのは気が引けるのよね。
って言うか、そんなバイタリティが無いかも……。
『普通に書いても携帯では見やすくなる』そんなシステム出来ないかな?
管理人さん、頑張って〜
ま、当面はこのままかな。

何も書いてないので、古いイラストをペタっと。(笑)
ちと、サイズが大きいかな。
柴田昌弘さんの『俺の人魚姫』
SF漫画です。
Gペン描きにPC彩色。
(一体、いつの絵だろう……汗)
小説家になろうで、新連載を開始しました。(^^)/
『蒼いラビリンス 藍Side』の完結のメドが付いたからです。
あ、まだ終わってはいません。これからクライマックスで、一波乱あります。(笑)
本編とは少し違うストーリー展開になります。
(近いうちに、本編の方も大幅に加筆修正しま〜す)
今回のジャンルは、なんと無謀にも、初挑戦の恋愛です。
●題名
『恋しま専科?』
↑
題名に深い意味はありません。
単なる、思いつきです。(えっへん!)
●あらすじ
斉藤麻美は、二十七歳の雑誌社に勤めるOL。
恋に仕事に充実した毎日を送っていた麻美だったが、恋人が既婚者であることが発覚して!?
ちょっぴり大人の仕事&恋の物語。
第1話『修羅場と桜と春爛漫』を更新しました。
週一くらいの更新を目指して頑張ります。
拙い文章ですが、お付き合い下さると嬉しいです。
ちなみに、私が書く恋愛なので、愛情表現はそれなりです。
決して期待しないで下さい。(えっ?)
書こうと思えば、あんな事やこんな事も書けますが、恥ずかしいので止めておきます。
って言うか、『小説家になろう』は健全な全年齢サイトだし。(笑)

はい、イメージ・イラストです♪
小説アドレスはこちらです♪
http://ncode.syosetu.com/n7693b/
みなさんこんにちは〜。
風邪っぴきで、腰が痛い水樹です。しくしく。
蒼いラビリンス 藍Side 第27話「脱出」を更新しました。
「小説家になろう」で「PDF小説ネット」と言う新サイトがオープンしました。
小説は縦書きじゃないと嫌だ!という小説好きの方のためのサイトで、小説家になろうと異なり、縦書きでも読みやすい作品の抽出/提供を最重要目標とする読者向けのサイトだそうです。
今の所PCオンリーで、携帯読者の方は利用出来ません。
掲載しない条件は
・2000文字未満の作品
・90日以上更新していない未完結の連載小説
・段落初めの一マス空けをしていない作品
・18歳未満閲覧禁止の小説(ノクターン/ムーンライトの作品)
だそうです。
ちなみに、私の小説はひとつも載っていませんでした。(涙)
掲載の条件は満たしていると思うんですが、携帯閲覧がし易いように改行・行間を多めに取っているからでしょうか? ちょっとその辺は定かではありません。
が、ちょっと寂しい気持ちになりました。 (T_T)
「小説家になろう」は作者ページで、読者数と、携帯・PC閲覧数を書き手側が確認できるシステムになっています。
私の小説の読者傾向は、携帯が6割くらいでPC閲覧者を上まっています。私自身はPCオンリーなので(笑)、最初は何も考えず普通に文字を詰めて書いていました。
ある時、他の作者の方の評価欄で「文章が詰まりすぎて、携帯ではとても読みにくいです」と言う書き込みを目にして、目から鱗が落ちました。
そう言われれば、携帯で自分の小説読んだことないなぁ、と読んでみたらば、なんと読みにくい事!
『なるほど』と思いました。
で、悩んだすえ、携帯でも読みやすいように改行・行間を多く取るようにしたんです。勿論、PC閲覧者向けにその旨の注意書きを前書きに入れました。
やはり、PCで読む場合多い行間・改行は読みにくいからです。
携帯・PC両用のサイトならではのジレンマですね。(汗)
どちらの閲覧者にも読みやすいように、それが理想なのですが……。
まあ、取り敢えずしばらくは、このままのスタイルで行こうかと思います。